昨日の アドバイス(1) のつづき。
● 交通ルートの確認
特に地方から上京する人などが注意ですが,たとえば東京の都心部の地下鉄の乗り換えなどは,都民であっても複雑で迷ってしまうこともあります。予行演習が必要かもしれません。逆に,八王子のような大学密集地域では人の流れについていけばたどり着けることもありますが,たまたま同じ日程で別の大学でも入試があると,ついていくととんでもないはめになることも。
● 準備しておくもの
- 受験票 — あたりまえ
- 指定されている筆記用具類
- 腕時計 — 携帯は使えません
- チョコレート — 脳の栄養
- くすり — 「ストッパ下痢止め」あたり
- 衣類 — 手袋,脱ぎやすいセーターなど,カイロのたぐい
- 大学の連絡先を携帯に登録しておく — 試験当日雪が降ったり,交通が止まったりすると試験時間がずれる可能性が高いので
- その他,大学のホームページで確認しておいてください
● 当日は早めに
僕がこれまででいちばん緊張したテストは,意外なことに運転免許の卒検の実技テストかもしれません。ホントはぜんぜん緊張していなかったのですが,5人くらいまとめてテストされるうちの最後の順番になってしまい,ただ待つだけの時間が延々と続いて緊張したようです。
何もすることがないとかえって緊張しやすいから,時間に余裕を持たせすぎない方がいいという考え方もあり得るのですが,しかし,入試の試験場では単語集だのテキストだのを見ることができます。直前に見た熟語が出題されたなんてことはよくあることです。試験場には早めに入って,せっせと勉強しているのを勧めます。
センターはちょっと違うかもしれませんが,試験場ではこれ見よがしに参考書(むずかしいことで有名な参考書)を,しかも手垢で汚れきったやつをぱらぱらめくっている人なんかもいます。もちろんハッタリです。気にしてはいけません。なんなら,あなたも単語集を真っ黒に汚してから試験会場に向かうってのもいいかも。
● プレッシャー
以前のテレビ番組で,「プレッシャーを克服する方法は?」と問われたマリナーズのイチローは,いろいろやってみたけど,そんな方法はない,と答えていました。
スポーツ選手は「プレッシャーを楽しんで」などとも言いますが,そう簡単に楽しめるわけもありません。でも,プレッシャーや緊張を押さえ込もうとすると,逆に緊張感は高まるものです。思い切ってプレッシャーに身を任せつつ,目の前にあるやるべきことを一つずつこなしていく,それくらいしかテはないでしょう。大学受験で人生が決まってしまうわけではありません。大学受験で決まってしまうような人生にするべきではありません。
● 最後の最後まで
あきらめない。
試験終了の5, 6分前に突然ひらめいた,という経験が僕には2回ほどあります。ひらめくかどうかは,問題に集中しているかどうか,集中しつつ「別の考え方はできないか?」と頭を切り換えることができるかどうかにかかっているような気がします。
あとは開き直りと自分を信じることしかないでしょう。