「センターどうだった」
「170しか取れなかった。もう死にたい~。リスニングも2つも間違えたし。」
「あんまり大きな声でそれ言うと,友達なくすよ。」
テストでは,自分の実力以上の力が出る場合,実力が出せない場合など,様々ありますが,その年の最初に行なわれる試験ということもあって,センターはまず実力以上のものは出せません。良くて実力どおり,ふつうは大なり小なりの失敗に直面するものです。上の生徒(ほんとの会話)のように,まわりが「××点取った」と聞くと,深刻に落ち込んでしまうかもしれません。国公立など,受験校を見直さざるを得ない場合も毎年かなりのケースあります。
- センターとはいえ,間違えたところは再チェック。入試問題は秋ごろには出来上がっているものですから,似たような問題が私大で出ない保証はない。英語のポイントだけでなく,「どうして引っかけ問題に引っかかったのか」というような教訓を引き出してください。
- 本番に弱いタイプの人がけっこういますが,試験場で緊張し始めたとき,「ヤバい」「アガッちゃダメだ」と言い聞かせようとするとかえってアガッてしまうものです。ためしに,「よしっ,こうなったら受験生の中でいちばんアガッてやるぞ」とマジで念じると落ち着いてくるものです。これは僕が心理療法の一つである「森田療法」から学んだこと。マジで,というところがちょっとだいじ。
- 親の期待だの,周囲の視線だのは,最終的には忘れてください。これは,あなたの試験,あなたの試練,あなたの人生です。
いずれにせよ,センターの結果が悪かった場合は気持ちをリセットして,開き直るしかありません。良かった場合も,とりあえず過去の栄光(?)は捨てて,とけてしまったかもしれない緊張感をもう一回高めていきましょう。