WordPress の CSS を Windows Live Writer で使う

最近まで気づかなかったのだが,Windows Live Writer がバージョンアップしていた。

Windows Live Writer はブログ用ワープロみたいなもので,ローカルではこのアプリで下書きを作ってから投稿するしくみだ。各ブログに対応している。Microsoft 製。無料。もちろんぼくがこのサイトに使っている WordPress にも対応している。WordPress 自体も TinyMCE という WYSIWYG エディターを内蔵しているのだが,余計な動作をすることがあるので,ふだんは切っている。ちょこっと書き留めるのに,サイトにアクセスするのも煩わしい。時代は,何でも Web 上でやるという流儀らしいのだが,Web 上にパーソナルデータを置くのをためらうぼくはすでに時代遅れなのかもしれない。

バージョンアップして WLW2009 となったのは昨年末か今年の初め頃らしい。ところが,このパージョンアップがイマイチなのだ。

いくつか改善点もある。文字色をワンクリックで変えられるとか,自動的にリンクに変換できる文字列を設定できるとか。でも,「なぜ前のバージョンでふつうにできてたことができなくなっちゃったの」というところがいくつかある。

まず何と言っても,スペルチェック機能が日本語にまで適用されてしまうところ。リアルタイムでのスペルチェックをオンにしていると,MS-Word と同じようにスペリング・ミスの箇所に赤い波線のアンダーラインがつくのだが,これを日本語にまでつけてしまう。バージョンアップ前は,日本語と英語が区別できたのに。

もうひとつ,もとの WLW はブログのCSSを読み取って,フォントやレイアウトの一部をローカルに再現できたのに,なぜかそれがうまくいかずフォントがゴシック系の日本語フォント(デフォルト・フォント)に固定されてしまう。これがうちのWordPressだけに固有な現象なのかどうかは不明。

特に,このサイトは日本語英語が多量に混在するページが多いから,スペルチェックがバックグラウンドで動かせないと痛い。

 

WLW 以外のブログ投稿ソフトには,

ScribeFireXfy Blog Editor がある(きっとほかにもあるでしょう)。

前者は,Firefox 上でプラグインとして動作するアメリカ製ソフト(日本語化されている),後者はジャストシステム製のスタンドアローンのアプリケーションで,どちらも WLW と同等かそれ以上の機能を持っている。特に ScribeFire が使いやすそうだ。スペルチェッカーは Firefox のプラグインを使う。

 

ところで,WLW の表示フォント問題は,その後解決した。 C:\Program Files\Windows Live\Writer\template\ にある defaultstyle.css をバックアップした上で,ブログの css と取り替えてしまうという荒療治だ。ただし,もとの defaultstyle.css にある下の部分を font-family の部分を取り除いて,新しいdefaultstyle.css に貼り付けておく(タイトルフォントのサイズと文字領域)。


.title
{
	margin: 10px 5px 10px 5px;
	font-family: {title-font};
	font-size: 20px;
}

/* content section of the post */
.body
{
	margin: 5px 5px 5px 5px;
}

これで,画像以外のスタイルシートが WLW に適用できる。(って,こんなんでいいのか?)

CSS で指定した画像が取り込めるのかは不明。いまのところできてない。

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